アンダーカロリーだと減量中は脂質中心でいいの?

アンダーカロリー時の食事を理学療法士×トレーナーがわかりやすく解説

「痩せたいから、とにかく食べる量を減らしている」
「糖質は太りそうだから控えて、脂質多めでもいいのかな?」
そんなふうに悩む方は少なくありません。

ダイエットで大切なのは、まずアンダーカロリー、つまり消費カロリーより摂取カロリーが少ない状態を作ることです。
この状態が作れていれば、基本的には体重は落ちていきます。

ただし、ここで気をつけたいのが
“アンダーカロリーなら何を食べても同じではない”
ということです。

体重を落とすだけなのか、体脂肪を落としながら筋肉を残したいのか、見た目を引き締めたいのかによって、食事の考え方は変わります。

今回は、理学療法士×トレーナーの視点から、
アンダーカロリー中に脂質中心の食事でもいいのか?
をわかりやすく解説します。


まず結論|アンダーカロリーでも「脂質中心ならOK」とは言い切れません

結論からいうと、
アンダーカロリーであれば体重は落ちる可能性があります。
ですが、脂質中心の食事がベストとは限りません。

なぜなら、脂質は1gあたり9kcalとカロリーが高く、少量でも摂取カロリーが増えやすいからです。
一方で、糖質やたんぱく質は1gあたり4kcalです。

つまり脂質は、量のわりにカロリーが高いため、
「そんなに食べていないつもりなのに減らない」
という状態になりやすい栄養素でもあります。

さらに、減量中に脂質へ偏りすぎると、

  • たんぱく質が不足しやすい
  • 糖質不足でトレーニングの質が下がりやすい
  • 満腹感のコントロールが難しくなることがある
  • 見た目は痩せても筋肉量が落ちやすくなる

といった問題も起こりやすくなります。


アンダーカロリーとは何か?

アンダーカロリーとは、
摂取カロリー < 消費カロリー
の状態です。

たとえば、1日に消費するカロリーが2,000kcalの人が、1,700kcalで生活していれば、300kcalのマイナスになります。
この状態が続けば、体は不足分を体内のエネルギーから補うため、体重は少しずつ落ちていきます。

ここで大事なのは、痩せるかどうかの土台はまず総カロリーだということです。
糖質を抜いたから痩せる、脂質を減らしたから痩せる、というよりも、まずはトータルで食べ過ぎていないかが重要です。

ただし、実際の現場では
“体重は落ちたけど、見た目が引き締まらない”
“筋肉まで落ちて代謝が下がった”
“空腹が強くて続かなかった”
というケースも多く見ます。

ここに関わってくるのが、栄養バランスです。


脂質中心の食事のメリット

脂質中心の食事にも、もちろんメリットはあります。

食事の満足感が出やすい

脂質は風味が強く、食事の満足感につながりやすいです。
そのため、人によっては無理な我慢感が減り、継続しやすくなることがあります。

糖質を抑えたい人には取り入れやすい

白ごはんやパン、麺類を減らしたい人にとっては、脂質をある程度使うことで食事が単調になりにくいです。

ホルモンや細胞の材料として必要

脂質は悪者ではありません。
ホルモンの材料になったり、細胞膜の構成に関わったりと、体にとって必要な栄養素です。
極端に減らしすぎるのもよくありません。


でも、減量中に脂質中心をおすすめしにくい理由

カロリーオーバーしやすい

脂質は少量で高カロリーです。
ナッツ、チーズ、ドレッシング、揚げ物、マヨネーズ、脂の多い肉などは、体に悪いとは言い切れませんが、量が増えると一気に摂取カロリーが上がります。

減量では「健康に良い食材」かどうかだけでなく、
“今の自分にとって食べ過ぎになっていないか”
を見る必要があります。

糖質不足でトレーニングの質が落ちることがある

トレーニングをしている人にとって、糖質は大事なエネルギー源です。
特に筋トレや高強度の運動では、糖質が足りないと

  • 力が出にくい
  • 回数が落ちる
  • 集中力が下がる
  • 回復しにくい

といったことが起こりやすくなります。

トレーナーの視点でも、減量中こそ必要な分の糖質は残したほうが、筋肉を維持しやすいことが多いです。

たんぱく質不足になりやすい

脂質中心で食事を組むと、意外とたんぱく質量が足りなくなる人がいます。
たんぱく質は筋肉の維持に重要で、減量中は特に不足したくない栄養素です。

筋肉が落ちると、見た目のメリハリがなくなるだけでなく、基礎代謝の低下にもつながります。

“痩せたけど疲れやすい体”になることがある

理学療法士の視点では、食事内容は体重だけでなく体の動きやすさ、疲れやすさ、回復のしやすさにも関わります。

極端な食事制限や偏りがあると、

  • だるさが抜けない
  • トレーニングフォームが崩れやすい
  • 活動量が下がる
  • 肩こりや腰の張りを感じやすい

など、日常や運動の質まで落ちることがあります。

ただ体重を落とすだけではなく、
“動ける体のまま引き締める”
ことが大切です。


理学療法士×トレーナー目線でのおすすめバランス

Body Labo iでは、
“ただ軽くなる”より“動けるまま引き締まる”
ことを大切にしています。

そのため、減量中の食事では

  • たんぱく質をしっかり摂る
  • 脂質は摂りすぎない
  • 糖質を極端に抜きすぎない
  • 続けられる形にする

この4つを重視することが多いです。

脂質中心の食事は、体質や生活スタイルによって合う人もいます。
ただ、筋トレをしている人見た目を引き締めたい人疲れにくい体を作りたい人には、脂質へ極端に寄せすぎないほうがうまくいくケースが多いです。


まとめ|アンダーカロリーでも、脂質中心がベストとは限らない

アンダーカロリーであれば、体重は落ちていく可能性があります。
ただし、減量中に脂質中心の食事がベストとは限りません。

特に、筋肉を残したい人、見た目を引き締めたい人、トレーニングの質を落としたくない人にとっては、

  • 総カロリーを整える
  • たんぱく質をしっかり摂る
  • 脂質は適量にする
  • 糖質を極端に抜きすぎない

このバランスが大切です。

ダイエットは、ただ体重を落とせばいいわけではありません。
動きやすく、疲れにくく、見た目も引き締まった体を作ることが理想です。

Body Labo iでは、理学療法士×トレーナーの視点から、
姿勢や体の使い方だけでなく、食事の考え方まで含めてサポートしています。

「自己流で食事を頑張っているけど、これで合っているかわからない」
「体重は落としたいけど、筋肉は落としたくない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。


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